【卒論 修論】おすすめ参考文献管理ツール RefWorksについて
こんにちは~
日本の大学生・大学院生さんはもう卒論・修論ラストスパートといったところでしょうか。お疲れ様です!
卒論・修論でかなり大切なのが参考文献です。
自分の実験結果や主張をサポートしてくれる材料になりますからね。
文献管理ツールってEndNoteが真っ先に挙げられると思うのですが、私は卒論の時研究室のPCにインストールはしたものの使い方がさっぱり分からず、結局90ほどの論文をすべて手入力で打ち込んだ過去があります。
修論ではこの事態は避けたいな~と思っていたところ、RefWorksを勧められて試しに使ってみたのですが、これが結構使いやすかったので今回はRefWorksについてまとめたいと思います!
RefWorksとは
RefWorksとは、ウェブ上で文献管理ができるサービスで、大学や研究機関のメールアドレスがあれば無料で使えます!
主に論文の蓄積や管理、共有ができ、論文を書いている人に必要なことはRefWorksで一通りできちゃいます。
RefWorksの使い方
アカウント取得
まずはこちらにアクセスして、「アカウントを作成する」をクリックしましょう。Sibboleth認証ができる大学の場合は、「Use login from my institution (所属機関からのログイン)」を選択して自分の大学名を英語名で検索すると、大学の認証ページに飛ばされるので、そのままログインすればアカウントが自動で開設できます。
論文をインポートする
アカウントを無事作成したら、こんな画面になると思います。
ここから自分のストックしておきたい論文を各論文データベースからインポートします。
PubMedから論文をインポートする
PubMedからインポートする場合、画面右上の「Send to」をクリック。
いくつか選択肢が出てくるので、「Citation manager」をチェックし、「Create File」をクリックします。
すると、拡張子.nbibのファイルがダウンロードされるので、テキスト形式(WordPad)で保存しましょう。
あとはファイルをドラッグするか、赤丸の+を選択後、「参考文献をインポート」をクリックしてファイルをブラウズして追加すれば、、、
タイトルや著者名などの情報が自動で入力されました~!!
Web of Scienceから論文をインポートする
Web of Scienceの場合は、画面右上のドロップリストをクリックして
「RefWorksに保存」を選択します。
するとこんなウィンドウが出てくるので、表示形式を選択します(私はいつも詳細表示を選択しています)。
クリックするとRefWorksへ遷移します。2017年9月からRefWorksはリニューアルしているので、右の「新しいRefWorksにエクスポート」を選びましょう。
無事にインポートすることができました!
手入力でインポートする
文献が超古くてデータベース上では見つけられないなどの理由がある場合、面倒ですが手入力で追加することも可能です。
+ボタンで「新規レコード作成」を選択し、
諸々必要な情報を打ち込むことで論文を手動で追加できます。
学術誌のウェブサイトからインポートする
データベース経由ではなく、学術誌のサイトから直接インポートすることもできます。
ウェブサイトの形式はジャーナルによって様々なので今回こちらで網羅することは不可ですが、例としてScience紙を取り上げます。
大体サイドバーに「Citation managers」や「Citation tools」のようなリンクがあるのでこちらをクリック。
するとツールを選択するウィンドウが出ますので、RefWorksを選択することでインポートができます。
大体PubMedのときのようにファイルがダウンロードされたり、Web of ScienceのようにRefWorksに直接飛んで自動的にインポートされます。
論文を管理する
インポートした論文はフォルダ分けすることで管理ができます。
こんな感じでプロジェクトごとに分けたり、
私は論文の各セクション毎にフォルダ分けして後で確認しやすいようにしていました。
参考文献リストを作成する
論文でReference listを作成する際もRefWorksが役立ちます。
予めリストにしたい論文をまとめて同じフォルダに入れておきましょう。
画面中央上の「文献目録の作成」をクリックして、
「参考文献リストを作成」を選択します。
画面上部のバーでリストのフォーマットを選択できるので、フォーマットが指定されている場合は検索して選択しましょう。
あとは画面右上の「クリップボードにコピー」でコピーされるので、Word中にペーストすれば、簡単に参考文献リストが完成しました!
まとめ
以上のようにRefWorksは比較的簡単に文献管理ができる非常に便利なツールです。
これが論文執筆でお役に立てれば幸いです!
4年生、修士2年生、またはその他論文を書かれている方はラストスパート頑張ってくださいね~!!
ちなみに、参考文献や引用で気を付けることをこちらにまとめましたので良ければ読んでみてください!
その他海外大学院で修論Aを取った秘訣はこちらから