ゆとりゆとられ

食べることしか頭にない新卒OLの外食記録とときどき美容記事

イギリス大学院留学の追試(Re-sit)を受けた話

Photo of a Woman Thinking

 

こんにちは~

昨日、ブリティッシュカウンシルで大学院の追試(re-sit)を受けてきたので、今回はその経緯についてまとめます。

 

 

留学中試験に落ちた

Grayscale Photography of Crying Woman

 

完全に自業自得なのですが、留学中試験を1つ落としてしまいました

 

www.kuzujo-chan.com

 

普通留学で単位が足りないと、留年か帰国(=落第)を勧告されますが、イギリスでは救済措置があって、追試(re-sit)にパスすれば留年・落第を回避することができます。

 

Re-sit受験までの流れ

ブリティッシュカウンシルに追試代行を依頼する

Black Iphone 4

 

私の場合、来年入学してくる学生と一緒のタイミングで受験するように言われました。

 

つまり、追試のときにわざわざイギリスに行かなければいけないのか・・・?と、私は非常に面倒だな(自分が落としたくせに)と思ったのですが、ブリティッシュカウンシル(以下ブリカン)というイギリスの公的機関が試験代行サービスを提供しているため、ブリカンが居住国にある場合イギリスに行かなくて済みます。

 

日本の場合、東京の飯田橋に日本支部があるため、私はそちらで受験しました。

※大阪にも英会話スクールがありますが、Re-sit受験が可能かは不明のためお問い合わせください。

 

www.britishcouncil.jp

 

追試代行の依頼は、お問い合わせフォームで「お問い合わせ内容」を「各種試験」に選択し、「件名」を「追試について」のように記載します。そして、以下のような情報を記載して送信しましょう。問い合わせは日本語で大丈夫です。

 

  • 名前(ローマ字)
  • 所属(大学、学部学科、コースなど)
  • 試験科目
  • 試験時間(私はコースのadminに事前に通知を受けていたのでそのように記載しました)
  • 希望日時(イギリス時間では12/13に行われるのでその前後に行いたいという旨を記載しました)
  • Adminの名前、連絡先大学院の担当者の連絡先が分かるとスムーズです)

 

なにか不備があれば返信で聞かれますが、私の場合は特に聞かれなかったので上の情報で十分かと思います。

 

大学院のメールアドレスがまだ使えたので、一応身分証明も兼ねてそちらのアドレスでコンタクトを取りました。

 

ブリティッシュカウンシルでの追試代行の申請を完了する

Woman In White Blazer Holding Tablet Computer

 

送信後、翌~2営業日以内にブリカンの試験部から返信が来ます。以降はメールでのコンタクトが可能になります。

 

イギリス側の担当者と擦り合わせをしつつ、試験日時を確定させ、受験料をブリカンに振り込みましょう。口座情報はメールで教えてくれます。

 

基本的には日本円の振込ですが、海外の銀行口座しか持っていなければ外貨建て用の口座情報も教えてくれます。

 

振込は試験日の10営業日前までに完了させる必要があります。 

 

大学院に追試の受験料を振り込む

f:id:kuzujo_chan:20190108152600p:plain

 

ブリカンとは別に、大学院側にも別途受験料を振り込む必要があります。

 

あとは準備するのみ!

Gray Study Dice on Table

 

それまではひたすら勉強!です。幸い私は履修登録サイトで最新のレジュメをダウンロードできたので、それを材料に勉強していました。

 

試験当日

Chalk Board With Test Handwriting Text

 

試験開始20分前にブリカンに到着し、担当者の方が来られるのを待ちます。

 

受験前に身分証明書の提示が必要で、これは大学によって違うため予め通知されます。私の場合はパスポート(おそらく学生証の期限が切れていたため)でした。

 

入室前に筆記用具、身分証明書、その他持ち込みが許可されているもの以外の荷物、上着を鍵付きのロッカーに入れます。

 

試験10分前くらいに入室し、試験官の方からInstructionsを英語で説明されます。

 

試験が終わったら荷物を取り出し、ロッカーのカギを返却して完全に終了解散、といった流れでした。

 

Re-sitの出来は?

Portrait of Beautiful Young Woman over White Background

 

正直なところ、「まあ、落ちてはいないだろう…だよね??汗」という感じです。

 

海外での試験は「完璧!!」と思えるような手ごたえのときってあまりないです。それは語学の違いもあるし、小テストや過去問もないので、問題を予想しづらいんですよね。

 

一応、試験2週間前くらいにMock paper(疑似問題)が配布されるのですが、あくまでテスト形式や分量を把握するためのものであるため、問題の内容や難易度は本番とかなり違う…ってことは多々あります。

 

答えられなかった問題や、何が聞きたいのか分からない問題もあったのですが、「おそらく大丈夫かな…でも自信ない怖い」というのが正直な心境です。

 

年明けには結果が判明すると思うので、それまでは不安なまま待つのみです。

 

Re-sitの注意点

ブリカンでの注意点

試験代行依頼はお早めに

Person Wearing Round Silver-colored Analog Watch

 

*注意* 試験会場および試験監督の手配をいたしますので、遅くとも試験期間が始まる2週間前までにご連絡ください。

 

引用:英国などの大学の再試験(Resit Exam) | ブリティッシュ・カウンシル

 

これは、大学院側にコンタクトをとるためと、試験に必要な部屋・スタッフを確保するためだと思われます。また、受験料の振込は試験当日の10営業日前までに行いましょう。

 

イギリスと同じタイミングでの受験は不可

London New York Tokyo and Moscow Clocks

 

  1. 試験は筆記試験に限ります。インタビューや実技を含む試験、コンピューターを使用する試験は実施できません。
  2. 試験はブリティッシュ・カウンシルの営業時間内に実施されます。
    月曜~金曜(祝日を除く)の午前10時または午後2時(日本時間)試験開始となります。
    英国と同時刻に実施することはできませんので、ご注意ください。

引用:英国などの大学の再試験(Resit Exam) | ブリティッシュ・カウンシル

 

ブリカンでは筆記試験しか受験できないので、PC上の試験などの場合は大学院に相談しなければなりません。

 

試験日時については、イギリスと日本の時差は9時間(サマータイムのときは8時間)なのでまあ当たり前ですよね。

 

また、12月に受験しようと考えている場合、年末年始で早々に閉館していることがあるので気を付けましょう。2018年の場合、12/17には閉館しているはずです。

 

受験料が高額

Brass Round 7 Stack Coins

 

Re-sitを居住国で受けるには、大学院とブリカンの2者に受験料・手数料を払う必要があります。

 

私の場合、大学院は

  • 追試受験料:£200
  • イギリス外で受験する際の手数料:£300

でした。

 

あんな高い学費払ったんだからこれくらいそこから賄ってもよくない???って正直思ったのですが(今も若干不服です)、何しろ学位を人質に取られているので払わざるを得ません。

 

£300の手数料は、

  • 時差の関係から不正防止のためイギリスで受験する学生とは違う問題を用意しなければならない
  • 答案のオリジナルをイギリスに送る際に輸送費(信頼のFedEx)がかかる

といった理由が考えられます。それにしても高すぎますけどね、、、

 

も~お財布すっからかんですよ!それでもイギリスに戻って受験するよりはかなり安上がりですけどね。

 

ブリカンについては、ウェブサイト上では

ブリティッシュ・カウンシルにて受験される場合、大学に支払う受験料などとは別にLocal Feeをお支払いいただくことになります。

Administrative Fee
20,000円(税別)(受験者1人/試験期間1回につき)
Paper Fee
5,000円(税別)(2時間未満の試験1つにつき)
10,000円(税別)(2時間以上の試験1つにつき)

引用:

英国などの大学の再試験(Resit Exam) | ブリティッシュ・カウンシル

 

との記載でしたが、試験部からの送られてきた請求書には20,160円と記載されていました。なぜ記載と異なるのかはよくわかりません。

 

メールの添付資料によると、試験1科目につき£140=¥20,160(£1=¥144の固定レートを採用しているそうです)で、3科目以上の受験で1科目あたり£98=¥14,112にディスカウントされるそうです。割引されるの地味に面白いですね笑

 

おそらく、添付資料にはFor private candidates/University of Londonと書かれていたので、大学毎に受験料が異なるのかもしれません。

 

厳密には、Imperial Collegeってロンドン大学連合からは脱退済みなので、University of Londonではないんですけどね、、、)

 

Awardはほぼ自動的にPassになる

Person Wearing Academic Dress

 

Re-sitの受験が決まった時点で、その他の試験・課題・修論が高評価でも、DistinctionMeritのAwardになることはほぼほぼありません。

 

卒業後日本で働いたり進学する限り、これは大したダメージにはならないとは思いますが、海外で就職・進学する際に足を引っ張りかねないことに注意しましょう。

 

精神的に超つらい

Stress Handwritten Text on White Printer Paper

 

自業自得とはいえ、コースを修了して帰国してもまだ落第の危機にあるなんてことは、家族・コースメイト・友人・恋人、誰にも言えません。

 

高い学費払ったくせに落第したなんていくらプライドが低くても思われたくないですよね…。

 

試験に当たり前に通って、当たり前に学位をもらえる風に装うのがとてもつらいし、海外大学院で勉強した、って自信満々に言うこともまったくできない。

 

勉強もカフェとか自分の部屋で隠れてこそこそやってましたし、何より「これを落としたら後がない」という危機感は心に重くのしかかってきました(終わって多少晴れやかとはいえ、結果待ちの今でもそうです)。

 

Re-sitを落としたらどうなるのかは分かりません。大学院のウェブサイトにも何も書いてありません。なにか力が働いて何が何でも合格にさせるのかもしれませんが(それはそれで有難いですが)。

 

唯一、Admin以外ではコースのメンターだけが私の状況を知っています。

 

毎月彼女と大学院での勉強や生活について相談したり話したりする機会があるのですが、 「How was your exam?」と聞かれて「Passしました」なんて嘘はつけません(誤魔化したところで多分彼女は知ってると思うし)。

 

「今まで試験落とした学生なんて何人も見てきたわよ」、なんて彼女は励ましてくれましたが、本当なのだろうか・・・?

 

彼女は1年間を通して勉強以外のことも相談して、すごくお世話になった人なので、彼女にもいい報告ができるように祈るばかりです。

 

まとめ

そんな感じで、最後の方は少しおセンチになってしまいましたが、無事にRe-sitを終えることができました。

 

しかし、私の学位はまだ確定していないので今はひたすら祈るばかりです。

結果が判明次第、このブログでも報告したいと思います。

 

また、Re-sitは金銭的にも精神的にも時間的にも大きな負担となるため、全くいいことがありません。

 

これを読んでいる留学生の皆さんは私のようにならないように勉強しましょうね。

 

Newly Graduated People Wearing Black Academy Gowns Throwing Hats Up in the Air

(早くこうなりたい・・・) 

 

 

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